現代の日本では、サラリーマンという働き方は過酷なものになってきています。

有給休暇は年に20日程度ですが、その20日ですら使いきれずに捨ててしまっている人が多い現状です。

毎日、忙しく働き続けても、給料はなかなか増えず、いったい何のために働いてるのか分からなくなってきますよね…。

サラリーマンは、まるで奴隷のようだなんて思う人も多いかもしれません。


実際に私もサラリーマンをしていた時に、そう感じながら働いていました。とは言え、さすがに奴隷よりはマシだろうと思っていたんですが、奴隷の事を調べてみると、実はそうでもない気がしてきました。

もしかすると、現代のサラリーマンの生活はヤバいかもしれませんよ…。

というわけで、今回はサラリーマンと奴隷の違いを見ていきたいと思います。

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ローマ帝国の奴隷

今回、サラリーマンと比較するにあたり、まずは奴隷がどんな身分なのかを知ることが大切ですよね。

私たちは奴隷というと、映画なんかで出てくる、ムチ打たれながら過酷な重労働を強いられる姿を想像しますよね?

しかし、今回比較するのはそこまで過酷な奴隷ではありません。今回の比較対象は古代ローマ帝国の奴隷です。

ローマ帝国は歴史上で、最も繁栄した国の一つですが、その繁栄は奴隷に支えられていたと言っても過言じゃありません。

現代のサラリーマンと比較する前に、まずはローマ帝国の奴隷を次の4つの視点から見ていきましょう。

  • 奴隷の職業や用途
  • 奴隷の給料
  • 奴隷の待遇
  • 奴隷を辞める方法

それでは順番に見ていきましょう!

奴隷の職業や用途


ローマ帝国は奴隷によって支えられていたと言っても過言ではありません。

というのも、肉体労働や召使いのような家事労働はもちろん、お店の接客業務や教師や医者、役人なども奴隷が勤めていました

仕事の過酷さもピンからキリまであって、一番大変だったのは、農園での労働だったようで、少ない労働力でたくさんの収穫を得るために、非常に過酷な労働を強いられていました。

一方で比較的楽なのは、召使い的な奴隷です。一言で召使い的と言っても、子育てや家庭教師、料理人や給仕、音楽の演奏、門番など、色んな業務毎に専門化されていたようです。

よく海外の歴史ドラマなんかで、貴族の家に住み込みで働く召使いが登場しますが、あんなイメージかもしれませんね。

裕福な家ではこのように奴隷に家事労働をさせていましたが、そうでない家の場合は、賃金目的で奴隷を働きに出したりもしたらしいです。ヒモみたいな感じでしょうかね…。

奴隷の給料

奴隷には通常、給料はありません。その代わり、奴隷の所有者が食べ物や住処を提供します

ローマ帝国では、奴隷は大切な財産と考えられていたので、基本的には家族より少し低い位の扱いでした。

そのため、奴隷を大切に扱う所有者もいれば、虐待的な所有者もいたようです。生活の良し悪しは、全て所有者次第というわけですね。

ちなみにサラリーマンも会社の経営者次第で全く生活が変わりますね…。

奴隷の待遇

奴隷は基本的に労働力を提供する財産として扱われていました

1人の奴隷は、家族の1年分の生活費と同じくらいの値段だったそうです。奴隷の購入代金は、それまでの奴隷の所有者に支払うため、奴隷本人には一銭も入りません。

また、奴隷は主人の所有物だったため、気に入らなければ命を奪うこともできました。労働時間も主人が望めば終わりなく働かされました。やはり、奴隷は物扱いなので、このあたりは人権も何もあったもんじゃありませんね。

しかし、一方で財産を持ったり、結婚をすることも認められていました。能力の高い奴隷は、主人にとっても貴重なので、大切にされたようです。

また、能力の高い奴隷は、当然、高い値段で取引されます。そのため、素質がありそうな奴隷は、売買益目的で、高い教育を受けさせられました

そういった能力の高い奴隷が医者や役人として、高度な知的労働をしたのです。ローマ帝国では、現代でもステータスのある重要な仕事を奴隷がしていたわけです。

当時のローマの文化では、お金を貰う目的で働くことは下賤なことと考えられていたので、あらゆる労働は奴隷がやっていたわけです。

しかし、労働力としての価値がなくなった奴隷の扱いはひどいもので、そのまま家の外に捨てられることもあったそうです。

例えばローマでは、川の中州にある島に奴隷を捨てる慣習があったようです。

働けなくなった奴隷の末路は悲惨ですね…。

奴隷を辞める方法

奴隷は所有物なので、一生奴隷のままかというと、そうでもありません。

主人に代金を払うことさえできれば、奴隷の身分から解放される希望もありました。

頑張って真面目に主人に仕えていれば、短くて数年で自由になれる可能性があったようです。

そして、自由になった後は、ローマ帝国の市民権を得られる可能性もありました。

奴隷たちは市民権が得られることを希望に、頑張って過酷な労働を耐えていたわけです。

何も無ければ、お金で買い取られたからといって、奴隷が主人におとなしく従う必要なんてないわけです。

奴隷制度が成り立つ一つの原因は、将来、ローマ帝国の市民になれるという希望だったわけですね。


というわけで、ここまでは奴隷がどういったものかを見てきました。

一言で言えば、人権を認められない、労働力を有する所有物だったわけです。ただし、能力が高い奴隷は、主人にとっても貴重だったため、大切に扱われました。

まぁ、全ては能力次第で、自分の身を自由にする権利も無い、過酷な身分だったことは確かです。

そんなローマ帝国の奴隷と現代のサラリーマンは一体どちらが過酷なのでしょうか?

次はいよいよサラリーマンと奴隷の違いを見ていきましょう!

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サラリーマンと奴隷を比較してみる

果たして、現代のサラリーマンは奴隷と、どんな違いがあるのでしょうか?

比較のポイントは、やはり次の4つです。

  • 担当していた職業
  • 給料
  • 待遇
  • 辞めて自由になる方法

それでは順番に違いを見ていきましょう。

担当していた職業

サラリーマンは広い意味では、雇われて給料を貰っている職業全てです。

奴隷も給料を貰ってないものの、誰かから雇われて労働しているのは同じです。

時代が違えば、細かい職業の種類も違いますが、社会を支えるあらゆる職業をしていました。

そのため、職業に関しては同じと言えそうですね。

給料


サラリーマンはちゃんと給料を貰えますが、奴隷は基本的に一銭も貰えません。

給料に関しては、貰えるのと貰えないのでは大きな違いがありますね。

でも、奴隷はお金は全く貰えなくても、食べ物や住む場所はちゃんと与えられます。

サラリーマンの方は、今や給料は頭打ちで年々生活が苦しくなってきています。生活するのがやっとで、貯蓄も難しいなんて人も増えてきています。

こうなると、現代のサラリーマンは生活のために仕事に縛られてしまい、自由なライフスタイルが難しくなってしまいます。

実は経済面ではあまり大差ないかもしれませんね。

待遇

待遇に関してはさすがにサラリーマンの方が良いですよね。

労働基準法のような法律で守られていますし、大変なら自分の意思で辞めることも可能です。

一方の奴隷の方は主人に命まで奪う権利があるので、人権なんて無いようなものです。

とは言え、サラリーマンは法律で守られていても、経営者や社風が悪い会社だと人権無視で、過酷な労働を強いられることもあります。

サラリーマンの待遇も年々低下してきてるのかもしれませんね。

辞めて自由になる方法


サラリーマンは基本的に自由に辞めることができます。会社側もむやみに解雇することはできず、正当な理由が必要になります。

一方の奴隷の方は自分の意思で辞めることはもちろんできません。そういう意味では、サラリーマンの方が断然自由ですね。

しかし、サラリーマンの場合は、生活するためには結局また別の職業に就く必要があります。サラリーマンという働き方から抜け出ることができなければ、結局は大変なままです。

そのため、実質的には自分の意思で辞められるとは、言い難いのです。

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サラリーマンと奴隷は紙一重!?

では、サラリーマンと奴隷の違いは何なのでしょうか?

ここまでの内容を表にまとめてみました。

【サラリーマンと奴隷の違い】

ポイント サラリーマン 奴隷 違い
担当していた職業 あらゆる職業 あらゆる職業 同じ
給料 あるけど年々生活は厳しくなってる!? ほぼ貰えないけど生活の保障はある サラリーマンの方がマシ
待遇 人権は守られている 人権など無いようなもの サラリーマンの方が良い
辞めて自由になる方法 自分で仕事を作って独立する 忠実に働いて、主人に対価を払う 努力が必要という意味では同じ

この表で見てみると、待遇はサラリーマンの方が人権が守られていますが、それ以外は案外そんなに差が無いかもしれません。

奴隷の場合は単純に主人の命令に従わなければ、生活保障は無いわけです。サラリーマンは会社の命令に従わず、辞める自由はあるものの、辞めてしまえば生活できなくなるため、事実上従わざるを得ません。

こうしてみると、やっぱり今の日本でサラリーマンするのは、本当に大変なことかもしれませんね…。

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まとめ

​今回はサラリーマンと奴隷の違いを考えてみました。

古代ローマ帝国の奴隷は、どちらかというと一般労働者に近く、国の基盤を支えるためにとっても重要な存在でした。

そんな奴隷とこうして比べてみると、現代のサラリーマンは人権が守られてる以外は、奴隷に近い部分があることが分かります。

奴隷は単純に主人に自由を束縛されていますが、サラリーマンの場合は、厳しい競争が原因のストレスや、低賃金からくる生活苦などに縛られてしまいます。

むしろサラリーマンの場合は自分を縛るものが、1つや2つじゃない分大変なのかもしれませんね。


もしかすると、今の私たちを縛るのは、経済成長とかお金安定した生活のようなものかもしれません。

もし自分が奴隷のようだと感じるのであれば、自分を縛るものを見極めて、そこから解放されるための一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか?