お金が無い不安やストレスの対処方法!解放されるには逆転の発想が大切!

私たちは誰でも幸せな生活がしたいと考えてますよね。幸せに暮らすための条件は人それぞれ色々あると思いますが、誰にでも共通するのは、お金があることではないでしょうか?生活に不安が無い程度の収入というのは、幸せな人生を過ごすために重要ですよね。

しかし、今の日本経済は長い間停滞したままです。頑張って働いてもなかなか収入は増えません。

収入が少ないと好きな事ができないばかりか生活自体も苦しくなり、将来の生活だって不安になります。

私も今はいわゆる個人事業主なので、自分でお金を稼がなければいけません。そのため、いつも将来の生活を不安に感じてしまいます。

あなたもお金が無いことをストレスに感じることは多いのではないでしょうか?

私たちはこのストレスから逃れるために、生活費を節約したり、収入を増やすために努力します。でも、実はこれがストレスを増大させる原因になっているのです!

じゃあ、このお金が無いことのストレスにはどう対処すれば良いのでしょうか?

実はちょっとした発想の転換でこのストレスを軽くすることができるんですよ!

というわけで、ここではお金が無いストレスから解放される方法について考えてみます。

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お金が無い不安がストレスになる理由

そもそもお金が無いことがどうしてストレスになるのでしょうか?

このストレスから解放される方法を考える時に、お金が無いことがストレスになる理由から見ていきましょう。

お金に頼らないと生活できないから

お金が無いことがこれほどのストレスになるようになったのは、実は最近のことです。

現代人の生活は昔に比べて、圧倒的に豊かなはずです。しかし、実際には相対的な貧困率の増加や、経済的な不安からくるうつ病の増加などが社会問題になっています。

貧困率の推移

1985年には相対的貧困率は12.0%だったのに対して、2015年は15.6%に増加しています。

ちなみに“貧困”の定義は、全国の世帯収入の平均の1/2以下の収入しかないことです。

世帯収入は、1997年の297万円をピークに2015年は245万円まで落ち込んでいます。

物質的には豊かなはずなのに、現代人に貧困が増えている、理由はただ一つです。それは”現代はお金に頼らないと生活できない“からです。

私たちの社会は科学技術や経済が高度に発展しました。その結果、職業は高度に専門化され、一人一人は自分の仕事に関してはプロフェッショナルですが、それ以外の分野に関しては、全くの素人です。

現代の日本人は、自分ができないことに関しては、全てお金で解決するしかないのです。

例えば次のようなものは、昔の人は自分たちで何とかしていましたが、現代人は全てお金を払って購入するしかありません。

  • 衣食住
  • 畑で野菜を作ったり、服を作ったり、家を立てたり修繕したりするのは、ある程度は自分たちでできた。

  • エネルギー
  • 明かりや調理に使う燃料は、自分で調達していた。

  • 教育
  • 夫婦共働きの家庭が増えて、教育を学校や塾に依存するようになった。その結果、高い教育を受けさせるための費用が必要になった。

  • 将来の生活
  • 生活に必要なものを自分で作れないので、将来の生活も全てお金で解決する必要がある。

こんなのはほんの一例です。これだけでも現代人が、いかにお金に依存した生活をしているかが、分かると思います。

お金への依存度が高ければ、お金が無いと不安に感じる度合いが増えます。その不安を解消するために、仕事を必要以上に頑張ったり、買いたいものを無理に我慢したりする必要が出てきます。

このようにお金は様々なストレスの原因になるのです。そして、お金のストレスは実はとても危険なものなのです。

お金が無いストレスは危険!

お金が無いストレスは、実はとても危険です。

心にも体にも悪影響がある危険なものです。

いったいなぜなんでしょうか?それは次の2つが原因です。

  • 経済的なストレスはずっと付きまとう
  • 経済的なストレスは様々なストレスに派生する

お金が無いことは不安に感じる事ですが、それが危険だと感じることは無いと思います。

なぜなのか?その理由を順番に解説していきます!

経済的なストレスはずっと付きまとう

そもそもストレスは自分の生命や生活に、何らかの危険がある時に感じるものです。

人間はストレスを感じると、その原因になってる物事に対処するため、脳と体の能力を一時的にアップさせます。いわゆる「火事場の馬鹿力」のような力を発揮できるわけです。

しかし、このような力は一時的なら良いのですが、ずっと続くと、心身に大きな負担になります。

経済的な不安は、生活の安定を脅かすため、ストレスの原因になります。しかも、収入は短期間で増えるものではないため、すぐに解決するものでもありません

お金が無い不安は慢性的に続く傾向があるため、じわじわと心の健康を奪うのです。

経済的な不安は様々なストレスに派生する

経済的なストレスを解消しようとすると、誰でも真っ先に考えるのは収入を増やすために働くか、出費を減らすために節約をするかです。

どちらも健全な範囲であれば、とても良いことです。しかし、過度に働けば過重労働によるストレスになります。そして、どうしても欲しいものを我慢して、無理に節約することもストレスになります。

特に現代の日本経済は停滞しているため、努力しても稼げるお金の金額は減ってきています。サラリーマンのストレスもどんどん増えてきています。働くこと自体のストレスも非常に大きいのです。

このようにお金が無い不安を解消しようとしても、別の新しいストレスに姿が変わっているだけで、根本的な解決にならないのです。

では、どのようにすれば経済的なストレスに対処できるのでしょうか?

それには発想を変える必要があります。次は経済的なストレスから解放される方法を見ていきましょう。

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経済的な不安やストレスから解放される方法

お金が無いというのは、とても不安なものです。そして、この不安があらゆるストレスの原因になります。

このストレスを何とかしようとする時に、私たちはお金を稼いだり、節約することで対処しようとします。お金の不安をお金で解決しようとする限り、このストレスから逃れることはできません。

だからといって、“お金を使わずに完全に自給自足の生活をしましょう”なんてことを、言いたいわけではありません。だって、そんなの無理ですよね?

経済的なストレスは、お金への依存度が高いことが原因ですが、完全に依存しない生活は、別のストレスや問題を生みます。

大切なのは、ちょうど良いレベルを意識することです。

そのためには次のような方法があります!

  • 生活レベルを落とす
  • 自分でできることを増やす
  • 人との健全な関係を作る

これらは私も実践している方法です。

これらの考え方の基本は、お金が悩みの原因なら、お金に頼らない生活をすれば良いということです。でも、そんなこと言われただけでは、難しいに決まってますよね!

というわけで、順番に説明していきます。

生活レベルを落とす

1つ目はお金のかからないライフスタイルにすることです。

これは単にお金を節約することとは違います。自分が無理してると感じない方法で、使うお金を減らすという事です。

例えば次のようなことで、使うお金を減らすことができます。

  • 海外旅行に行く代わりに、自転車で国内旅行をする
  • ジムで体を鍛える代わりに、登山やマリンスポーツをする
  • 大都市に住む代わりに、田舎に住む
  • 健康食レストランに行く代わりに、畑を借りて自分で野菜を作る
  • 月額利用料が発生している無駄な契約を見直す

これらは今までお金を払って購入していたものを、お金を使わない形で解決しているわけです。

また、自分のライフスタイルを見直してみた時に、そもそも不要なものも見つかります。

自分は何があれば満足するのかを色々な視点で見つめ直すことで、お金を払う必要が無いものがたくさん見えてきます。

そのようなものは全てそぎ落とすことで、お金のかからないライフスタイルにすることが可能です!

支出額と収入額と同じ

イギリスの政治学者のシリル・ノースコート・パーキンソンという人が、「支出の金額は、収入額に達するまで膨張する」と言いました。これを「パーキンソンの法則」と言います。

つまり、見方を変えれば収入額をいくら増やしても、生活は楽にならないということです。

私たちが、本当の意味で不安のない豊かな生活をしようと思ったら、しっかりと自分のライフスタイルを確立して、生活レベルを上げ過ぎないようにすることが必要不可欠ということです。

自分でできることを増やす

既にお伝えした通り、現代人は自分の専門分野に関しては、高度な技術を持っていますが、それ以外の分野はまるで素人です。

何でもお金で解決しようとすると、必然的にお金への依存度が高くなってしまいます。そこで、お金を使わずに自分でできることを増やしてお金に依存しないライフスタイルにするのです。

例えば次のようなことです。

  • 畑を借りて野菜を作る
  • 服を自分で作る
  • 家の修繕を自分でやる
  • ちょっとした家具は自分で作る

現代は高度に技術が発達したため、良いものが安く手に入ります。ハッキリ言ってこれらの物を自分で作るよりも買った方が早い上に、大した出費にもなりません。

しかし、重要なのはこういった物を作れる技術を持つことです。こういった技術は様々なことに応用できるため、何かが必要になった時に、自分で作るという発想が生まれるようになります。

例えば野菜を作ろうと思えば、こんなサービスがあります。
手ぶらで行けるサポート付き貸し農園【シェア畑】

最近は家庭菜園が人気なので、自治体が運営している貸農園はあっという間に埋まってしまい、全然空きが無いそうです。こういったサービスは、道具もそろえなくて良いですし、とても便利です。

私も自宅の庭で野菜を作っています。自分で栽培している野菜を、料理の食材に使うという発想は、それだけで、自分のライフスタイルの幅を広げて、心に余裕をもたらしてくれます。

このように、自分で何とかできるという自信があると、お金が無い不安をかなり少なくすることができるのです。

人との健全な関係を作る

現代人は人間関係を面倒に感じる人が増えてきています。

現代は色んなことがお金で手に入ります。他人に頼るよりも、お金で解決してしまった方が手っ取り早いのです。しかし、これは見方を変えれば、頼れる人がいないためにお金に頼らざるを得ないともいえます。

こうなると当然お金が無ければ不安になります。

いざという時に助け合うことができる人間関係を作ることは、お金への依存度を下げるために重要なのです。

また、単に自分の不安や悩みを話せる人がいるだけでも、毎日を前向きに生活できるようになりますよ。

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まとめ

お金が無いストレスは、誰でも感じたことがあるものです。

そのストレスに対処するために私たちは、更にお金を稼いだり、生活費を削ろうとします。

しかし、お金のストレスをお金で解決しようとしても、また新しいストレスに姿を変えるだけです。

そこで、経済的なストレスには今回紹介した次の方法で対処することをおすすめします。

  • 生活レベルを落とす
  • 自分に何があれば幸せなのかを見つめ直して、いらない無駄な出費を削り落とす。

  • 自分でできることを増やす
  • お金を払って買っている物の中から、自分で作ったり解決できる物事を増やす。

  • 人との健全な関係を作る
  • 助け合うことができる人間関係を作る。

いきなり全てをやろうとしても難しいですが、少しずつお金への依存度を下げていきましょう。

大切なのは何でもお金で解決しようという発想を捨てて、お金以外で解決する手段を増やすことです。

そして、その上で必要最低限の収入を作ることが大切です。理想的なのは、普段はストレスにならない程度にほどほどに稼ぎ、必要な時に集中して働いてお金を稼ぐことです。

そんなスキルを身に付けることが、これからの世の中で、幸せになる秘訣ではないかなと思います(^^)/

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