東京暮らしが疲れる理由はたった一つ!対処法はスモールコネクション!

私は37年間、東京暮らしをしていましたが、2017年の6月に、宮城県仙台市に移住してきました。

移住する前は「仙台に行ってから、東京から出たことを後悔するかも…」なんて思いもしましたし、しばらくは東京を懐かしんだり、いつも行っていたお店に行きたくなったりもしました。(特に”蒙古タンメン”中本。早く仙台に進出して!)

身近な友達が一気に減って、寂しく感じることも多かったです。

しかし、数年経った今は、仙台の生活にも、ようやく充実を感じるようになりました。

でも、不思議なものでしばらく時間が経ってみると、あれほど嫌だった東京が、今では懐かしく感じます。

いったいどうしてそんな気持ちになったか考えてみたところ、東京で苦痛に感じてたことが解消されたからだと気付きました。そして、仙台には無い、東京の良さに今さら気付いたんです。

ということは、東京生活の苦痛を整理して、その対処方法を考えれば、そのまま東京に住んでても良いということになります。今も東京圏で生活している人にとって、この理由を知ることは、疲れないために大切ですよね(^^)/

というわけで、今回は東京暮らしが疲れる!という人のために、東京圏での生活が疲れる理由と、その対処法をお伝えします。

キーワードは”スモールコネクション”です。それでは行ってみましょう!

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東京暮らしが疲れる理由

私が地方移住を選んだ理由には、37年間の東京暮らしですっかり疲弊してしまったことが大きかったです。

しかし、東京のど真ん中で生活していながら、なぜあれほど疲れるのか、その理由が分かってるようで分かっていませんでした。

そんな私が仙台の人に触れ、自分もここで生活して分かったことがあります。

それは、シンプルに東京生活が疲れる理由は、忙しいからだということです。

「はぁ?分かってるよそんなこと!」って思いましたか?恐らくあなたも毎日忙しい生活をしていますよね?そんなことを改めて言われなくても、忙しいのが問題なことを分かってると思います。

しかし、なぜ自分が忙しいのか?その理由を考えた時に、きっとよく分かってないのではないかと思います。

東京圏の生活が、忙しい理由は主にこの4つです。

  • 人間関係が多過ぎる
  • 有名スポットが多い
  • 過当競争が起きやすい
  • 全てにおいて混雑してる

実は、これらは忙しいというよりも、時間の浪費が多いと言い換えると分かりやすいです。

恐らくあなたも忙しく、仕事をしているのではないかと思います。でも、忙しい原因は仕事のせいではありません。

仙台の人だって、同じような働き方をしている人はたくさんいます。

私だって1日12時間以上、仕事しちゃいます。(好きでやってるんですけどね…)

でも、ポイントは時間の無駄が無いということなんです。

実はこれにちゃんと気付いていれば、ちゃんと対処する方法はあるのです。

まずはそれぞれを具体的に解説していきますね!

人間関係が多過ぎる

まず、基本的なこととして、東京で生活していると、単純に人間関係が多くなります。

そして、周りの人も同じように忙しい人たちばかりなので、その関係は希薄になりがちです。

希薄な人間関係ばかりが、数多く増えるので、そのお付き合いに追いかけられることになります。

会社の飲み会や知り合いが開催するイベント、人数合わせの合コンなど、義理で参加するスケジュールが多くなります。

また、単純に、SNSの友人の投稿に”いいね”することや、チャットのメッセージに返信することなども頻繁になります。

とにかく数が半端ないので、これらの事に付き合うだけで、時間の浪費ですし、心も体も疲れ切ってしまいます。

有名スポットが多い

東京圏には流行りのスポットや有名テーマパーク、お店やショッピングセンターなどがたくさんありますよね?これらはみんな忙しさの元です。

東京で生活していると、それは便利さにつながると思いますよね?

私も仙台に引っ越してみてしばらくは、宮城県の有名スポットを巡ったりして、楽しんでいました。ある意味、遊びで忙しくしていたのです。

でも、しばらくすると、すぐに行き尽くしてしまうので、新しいスポットが無くなります。

そうなると、行くところが無いので、自分の生活の中で最も便利で効率的な場所にしか行かなくなります。しかも、繁華街と呼べるのは、仙台駅周辺だけです。

東京の場合は常に新しいスポットが誕生します。そして、友人からもそこに行こうと誘われます。やがて、そのようなスポットも淘汰され、また新しいスポットが誕生するためキリがありません。

地方はそのサイクルがとっても緩やかなので、そんな忙しさはありません。これって退屈だと思いますか?実は私も最初は退屈で、東京が懐かしくなりました。でも、有名スポットも忙しさの原因になると分かった今は、近所にあるもので楽しむようになりました。

これができるようになると、移動時間も節約でき、お金も節約できます。

過当競争が起きやすい

東京は子供から大人まで、熾烈な競争にさらされています

東京には小学校から大学まで、たくさんの学校があります。また、企業の数もたくさんあるため、職業の選択肢も非常に多いです。子供の頃から大人になっても、非常に多くの選択肢があり、それをたくさんの人と競争しながら選ぶため、自然と他人との優劣がついてしまうのです。

就職してからも、同僚との出世争いや、競合他社との競争が待っています。

また、人が多いという事は、身近にたくさんの他人がいることになります。そこに人がいれば自然に比較してしまうものです。

例えば、近所にたくさん人が住んでいれば、近所付き合いも密になり、自然に比較が始まります。子供の成績だったり、自分や配偶者の職業、収入などを比較してしまいます。

友人関係も関係の深さに関わらずたくさんできてしまうため、やはり無意識のうちに比較することが始まってしまうのです。

たとえ、競争意識が低い人でも、そもそも日常的に関わる人が多いだけで、無意識の競争はそれなりに増えてしまいます。

このような無意識の競争に費やす時間も、忙しくさせる原因になります。

東京で無意識のうちに発生してしまう競争には例えばこんなものがあります。

  • 学歴
  • 職業
  • 収入
  • 恋人の有無
  • 配偶者の有無
  • 住んでる家の大きさ
  • 居住地域

どれも別に目新しいものではありませんよね。東京じゃなくたって全国どこに住んでても関係無いものばかりです。

最近はSNSを使って、盛んに自分の生活を発信するようになりました。みんな無意識のうちに、自分の生活の充実ぶりをSNSで発信するわけです。

私も東京ではSNSを使って、色んなことを発信していたなぁと思います。でも、仙台に引っ越してからは、SNSを全然やらなくなってしまいました。

理由は単純で、発信するネタが無いからです。毎日のんびり穏やかに生活しているだけなので、特に発信することもありません。

無駄にSNSを使わなくなったので、その分の時間も節約できています。

一方、東京では多くの人間関係の中で、無意識のうちに自分を優位に見せようとしていました。問題はこういった無意識の競争の数が多過ぎて、四六時中この競争に追われるという事です。これは大きなストレスになります。

このように人の密度が濃いというだけで、競争することが自然に多くなってしまうのです。

全てにおいて混雑してる

人が多いので当たり前なんですが、東京はどこに行ったって混んでます。

こんな感じで混んでる場所を上げたらキリがありません!

  • 通勤電車
  • 道路
  • カフェ
  • ファストフード店
  • レストラン
  • 繁華街
  • 映画館
  • テーマパーク
  • 歩道

要はどこに行ったって混んでるってことです!

混んでいるとそれだけで疲れますし、サービスを受けるまでの待ち時間は無駄になります。

私が仙台に来て驚いたことは、仙台駅周辺以外は人が少ないことです。お店なんかはこれで営業が成り立つのか心配なくらいです。(仙台の人に言わせれば、少ないわけではなくこれが普通なんだそうです)

仙台駅周辺が混んでると言っても、行列ができてるのを見たことが無いですし、東京都は比べ物にならないくらい快適です。

東京の人の多さは、様々な面で生活を不便にするのです。

というわけで、ここまでは東京暮らしが忙しくて疲れる理由を書いてきました。

一言で言えば、東京暮らしが疲れる理由は、無駄な時間の多さに原因があります。良い人間関係を持つことは、大切なことですが、何も考えずにたくさんの人と付き合っていると忙しくて疲れてしまいます。

特に現代は通信手段が発達したため、スマートフォンのSNSなどで簡単に大勢の人とコミュニケーションができます。

事実上、一人になることが難しいのです。

大切なのは人間関係を整理して、自分の生活に余裕を作ることです。そうすれば、東京暮らしを快適にすることです。

というわけで、今度は東京暮らしに疲れないための対処法を紹介します。

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疲れないための対処法

東京生活で、疲れないための極意は、付き合う人を賢く制限することです。

別に付き合っても無駄な人と、絶交しろということではないですよ^^;

大切なのは、自分が付き合いきれる人間関係の限度を知って、適正な範囲の関係、つまりスモールコネクションに留めるということです!

そのためには、次の5つを心がけてください。

  • 境界線を引く
  • 人間関係に優先順位を付ける
  • SNS・メールの利用時間を制限する
  • 癒しの場所を作る
  • 東京暮らしの目標と期限を持つ

それぞれを強い意志を持って、実践することがとても大切です。

この5つがスモールコネクションのポイントになります。順番に説明していきますね。

境界線を引く

東京で生活しているとすぐに人間関係が増えていきます。

学校の同じクラスの人たち、職場の同僚、何かのイベントで知り合った人たちなど、少し生活すればたくさんの関係ができます。

まず大切なのは、この関係の中で本当に重要な事にだけ関り自分じゃなくても済むことには関わらないようにすることです。

何かのイベントやSNSでのやり取りまで、全て重要な事とそうじゃない事の線をしっかり引いて自分のペースを守るようにしてください。

これはこの中でも、最も重要な事ですが、なかなか簡単ではありません。東京ではすぐにたくさんの人間関係ができて、その関係の流れに翻弄されがちです。

人からの要求に優先順位を付けて、時には”No”と言うためには訓練が必要です。大切なのは最初なので、「自分はNoという時はNoという人間なんだ!」と周りに理解してもらえるように心がけましょう。

人間関係に優先順位を付ける

東京では希薄な関係は意識しなくても、自然にできていきます。

肝心なのは、本当に信頼できる人を選んで、その人とじっくり関係を作ることです。

自分の核となる人間関係を作った上で、様々な人と交流することが、流されないようにするために非常に重要です。

信頼できる人間関係とは、単に親友でも良いですし、何かのコミュニティでも構いません。

困った時にアドバイスをくれたり相談できる人なら誰でもOKです。

具体的には、自分の人間関係を重要度別にグループ分けして、重要な関係と重要じゃない関係の優先度を分けることです。

例えば、結婚している人であれば、夫や妻が最重要な関係でしょう。

その次に、”それ以外の家族”、”自分の人生のメンター”、”親友”、”ただの知り合い”と重要度順にグループ分けしていくのです。

重要度の高いグループの人との関係を優先して、重要じゃない人との関係に振り回されないようにしましょう。

SNS・メールの利用時間を制限する

スマートフォンは本当に便利な通信手段ですが、その反面、人間関係を近くし過ぎてしまう弊害があります。

いつもスマホの向こうに誰かがいて、あなたにメッセージを送ってきます。

それに無反応だと、相手との信頼関係を損ねる気がしてしましい、その人とのコミュニケーションに時間を取られてしまいます。

そうならないためには、SNS・メールなどの利用時間を制限する必要があります。

例えば23時以降は、返信しないと決めて、友人たちにそれを宣言するのです。

友人たちも、あなたが23時以降は返事しない人だと知っていれば、特に何とも思わないはずです。(それで、問題が発生する関係だったら、そもそも付き合わない方が良いかもしれません)

意識して自分一人の誰の声も届かない、静かな時間を持つようにしましょう。

癒しの場所を作る

とにかく、東京は人が多い場所です。

そういった喧騒から逃れて、自分のペースを取り戻せる場所を作ることがおすすめです。

私の場合はとにかく人気の少ない場所が好きだったので、新木場にある若洲公園が好きでした。

自分にとって癒しを感じる場所ならどこでも良いので、そういったお気に入りの場所を作っておきましょう。

また、最近では貸し農園で野菜を作ることが人気のようです。自分で野菜を作ることが、都会に住んでる多くの人の癒しのようですね。

でも、このような貸し農園はどこも人気で、抽選にもなかなか当たらないようです。

例えば、最近はこちらのような、貸し農園をシェアできるサービスもあるようなので、こういうのを使うのも手ですね!
手ぶらで行けるサポート付き貸し農園【シェア畑】

東京暮らしの目標と期限を持つ

私は個人的にこれが一番重要だと思います。

やはり、東京は人間らしい生活をするには、厳しい場所です。生活環境の悪さや生活費の高さ、様々なストレスなどで健康を崩す人も多いです。

東京はただ何となく生活するには向いていないので、東京で成し遂げたい目標と期限を明確にして、それを達成するために期間を決めて生活することを強くお勧めします。

もちろん「東京が大好きで、何のストレスも感じない!」なんて人は、ずっと住んでいても問題ありません。

しかし、実際にはそうじゃない人も多いので、いつかは東京を出ていくことを人生の計画に入れて、東京暮らしの期間を決めておくことが良いと思います。

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まとめ

今回は東京暮らしが疲れる理由について書きました。

もう一度その理由を軽くおさらいしておきます。

  • 人間関係が多過ぎる
  • 有名スポットが多い
  • 過当競争が起きやすい
  • 全てにおいて混雑してる

どれも実はとにかく人が多いことが根底にあります。人間関係は希薄なのに、数だけがやたら多いため疲れてしまうのです。

そこで、疲れないためには、次の4つがポイントになります。

  • 境界線を引く
  • 人間関係に優先順位を付ける
  • SNS・メールの利用時間を制限する
  • 癒しの場所を作る
  • 東京暮らしの目標と期限を持つ

このスモールコネクションを意識しながら生活していれば、東京生活では様々な事を経験でき、自分の成長につながります。

スモールコネクションを意識すると、本当に大切な自分を助けてくれる人との関係に集中することができるので、結果的に自分を大きく成長させてくれます。

しっかりと目標を持てば、一生の友人も作ることができます。

そして、東京の生活を充実させるコツは、目的を持って期限を決めることです。

特に東京のライフスタイルは、忙しさの中でいつの間にか時間だけが過ぎやすいです。東京から出たいと思っても、仕事が無いせいで出られないなんてことになりやすいので、自分でお金を稼ぐスキルを身に付けることも考えると良いかもしれませんよ(^^)/

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