私はサラリーマン時代の最後の10年間は、月の残業時間が平均10時間未満でした。
当然、毎日のように定時で帰るので、多くの人はまだ仕事をしている中で、真っ先に帰るわけです。
周りの人から、”毎日のように定時で帰る人”という認識をも持たれるようになると、恥ずかしさとか、引け目は感じないようになります。でも、最初の頃はやっぱり周りの目が気になるんですよね。
「残業をしない人になる!」と決心しても、それを実現するためには、この最初の時期をいかに頑張るかが重要なんですよね。
あるいは、”どうしても今日だけは定時で帰りたい”、なんて人もいるかもしれませんね。
では、波風が立たないようにして、帰るにはどうすれば良いのでしょうか?
今回は私の経験を基に、帰りにくい雰囲気の会社からサッサと抜け出す方法をお伝えします。
目次
定時でサクッと帰る方法
私は某大手の携帯電話会社で、システムエンジニアをしていましたが、残業しない生活を続けられました。
定時で帰ることができるかどうかは、結局のところは、自分次第です。
ちょっとしたことで、人目を気にせず、定時で帰ることができるのです。
次の4つは実際に私がやっていた方法です。
- 今日の目標を共有して、それが終わったらさっさと帰る
- やり残したことがないか、周りに確認する
- 誰かと一緒に帰る
- みんながいない隙に帰る
具体的にどうするのか?
その内容を順番に紹介します。
今日の目標を共有して、それが終わったらさっさと帰る
周りの目が一番気になるのは、”周りに迷惑がかかるのではないか?“とか、”仕事をしない奴と思われるのではないか?“といったことだと思います。
だから、ちゃんと仕事をすれば良いのです。
朝出勤したら、その日にやるべき仕事を明確にします。
その中にもし、チームでやっている仕事があり、それが遅れると周りに迷惑がかかるのであれば、今日どこまで進めれば大丈夫なのか、同僚と共有するのです。
これを午前中の早い段階で、やるようにします。
午前中であれば、早く帰るための準備だなんて誰も思いません。
実際に目標まで仕事を片付けたら、堂々と定時で帰りましょう。
やり残したことがないか、周りに確認する
次におすすめなのが、やり残したことが無いか、周りに確認してから帰る方法です。これが一番理想的で、周りからの理解が得られる方法です。
「もう帰ろうと思ってるんですが、お手伝いできることありますか?」と同僚に聞いて、了承を貰ってから帰るわけです。これなら周りの人が不満に思うことは、全くありません。
それに、こう聞かれて「まだダメ!」と答える人は、よほどのことが無い限りいないものです。
それでも、「これやってもらえませんか?」なんて頼まれてしまった時は、後回しにできない仕事であれば、基本的に引き受けるようにしましょう。
誰かと一緒に帰る
単に周りの目が気になるのであれば、誰かが変えるタイミングで、続けて自分も帰るのがおすすめです。
誰かが帰ると、急に職場の雰囲気は、帰りやすいものに変わります。
帰るという行動は、毎日繰り返してるわけなので、自分が思ってるほど、周りは気にしていません。
ちゃんと進捗の共有ができてない場合は、この方法で、タイミングよくサクッと帰宅しちゃいましょう。
みんながいない隙に帰る
今日だけどうしても早く帰りたいなんて時は、同僚たちが席を外している隙に帰っちゃうのが一番です。
毎日使える方法ではありませんが、たまにであれば問題は無いでしょう。
同僚たちは自分の仕事に影響が無ければ、誰が早く帰ろうが興味なんてないものです。
自分が帰ったことなんて、誰も気付かないでしょう。
というわけで、ここまでは帰りにくい雰囲気の中で、どのようにして職場を抜けるのか、その方法を見てきました。
しかし、それでも帰りにくいかもしれませんね。
次は、そんな帰りにくさを解消するための考え方をお伝えします。
それでも帰りにくいあなたへ…
“定時を過ぎても、帰りにくい”とか、”みんな真剣に仕事をしてて帰りにくい雰囲気”なんて気持ちはとてもよく分かります。
特別な理由があって、毎日定時で帰る必要があるのであれば、その理由を堂々と伝えて、周りに協力してもらえばOKです。それで、嫌な顔をする人がいるのであれば、そもそもそんな職場は辞めた方が良いでしょう。
そうでもないのに、もし、常に帰りにくいのであれば、もはやそれは自分の考え方の問題です。
帰りにくい理由には、次のようなものがあるかもしれません。
- 不真面目と思われたくない
- 人事評価に響く
- 周りの目が気になる
でも、それって本当にそうなんでしょうか?
順番に見ていきましょう。
誰だって早く帰りたいです
周りから不真面目に思われるのを気にしているのであれば、そんな心配は無用です。
なぜなら、誰だって早く帰りたいに決まってるからです。
同僚たちにとって、最も重要なのは、自分の仕事に問題が起きないことです。
問題が無い限りは、誰が早く帰ったって、一切気になりません。
ただ早く帰ってるだけの人に対して、「いつも早く帰れて良いなぁ…」とは思っても、「あいつは不真面目だ!」なんて思う人はいませんよ。
出世なんてしないから悩むだけ無駄です
“人事評価にマイナスかなぁ“とか、”出世に響くかなぁ“と思うのであれば、恐らくその通りでしょう。
人事評価が高くて出世する人というのは、仕事でどんどん成果を出し、自分の仕事ぶりにも自信がある人が多いでしょう。
恐らくそのような人たちは、”早く帰るのは気まずいなぁ”なんて考えないはずです。
“帰りにくいなぁ”なんて感じる時点で、自分はそのようなタイプの人間じゃないんだと開き直ってしまいましょう。
そんなことを心配するくらいなら、サッサと帰って、仕事以外のことで価値あるものを見つけましょう!
気まずいのは自分だけで、周りは気にしてないです
何度も言いますが、周りの人たちは、自分の仕事に影響が無ければ、誰が早く帰ろうと気にしません。
もしあなたが新人だとしたら、先輩より早く帰りにくいと思うかもしれません。
でも、先輩の方にしてみれば、”新人よりも早く帰るわけにはいかない”と思ってるでしょう。もしかしたら”あいつ新人のくせに、なんで早く帰らないんだよ…”って思ってるかもしれません。
自分だって、周りの人が早く帰っても、何も思わないですよね?むしろ、”自分も帰りやすい雰囲気になる…”なんて、ちょっとホッとするかもしれません。
このように“帰りにくい雰囲気”というのは、自分が勝手に作り出した幻です。
誰もそんなの気にしてないですから、やる事やったらサッサと帰っちゃいましょう。
まとめ
早く帰りにくい雰囲気というのは、多かれ少なかれ、どんな職場にもあるものかもしれません。
でも、実はそれを作り出しているのは、自分自身です。そして、自分で勝手に作ってるので、それは幻想に過ぎません。
早く帰る方法というのは、実は自分自身を納得させることなのです。
というわけで、もう一度早く帰る方法をおさらいしておきましょう。
- 今日の目標を共有して、それが終わったらさっさと帰る
- やり残したことがないか、周りに確認する
- 誰かと一緒に帰る
- みんながいない隙に帰る
仕事の進捗を共有して、その通りに進めていれば、早く帰っても、誰も嫌な顔しません。
自分が帰ったら困る人がいないか確認すれば、何の問題も起きません。
誰かが帰ると、帰りやすい雰囲気になる(と自分で思える)ので、そのタイミングを逃さず続けて自分も帰る。
それでも、帰りにくければ、誰も見てない隙に帰る。別に大きな問題になることはありません。
早く帰る方法なんて、結局は、自分自身が納得する理由を作ることです。
仕事をちゃんとやっていれば、いつ帰ろうが何の問題もありません。
帰りにくい理由の正体は、自分の仕事に自信が無いことかもしれません。
もしそうだとしたら、しっかりと仕事をすることで、毎日、何も気にせず好きな時間に帰れるようになれるはずです。
こちらの記事にその方法をかいているので、良かったらご覧ください。
⇒ したくない残業をしない方法!IT業界で10年間続けたコツを紹介!
是非、堂々と好きな時に帰れるように、この記事の内容を活かしてくださいね!