この記事を書いている今はちょうどゴールデンウィークです。大型連休は行楽地や商業施設は、大いに賑わいます。そういった場所では、今が稼ぎ時とばかりに、大勢の人が働いています。
サラリーマンだった頃の私は、連休でも働かなければいけない人を見ると「世の中の人が休んでる時にも働かなければいけないなんて可哀そうだなぁ」なんて思ったものです。
しかし、そういう人たちから見れば「こんな混んでて楽しくない時にしか休めないサラリーマンは大変な仕事だな」と思われてるかもしれません。
そういう私も、サラリーマン時代は、いつも連休を待ち遠しく思い、それが終わるととても憂鬱な気分になったものです。しかし、今は連休はどこに行っても混んでるんで、普段以上に仕事を頑張って、平日の空いていて安い時期に遊びに行くようにしています。
昔は休日に働く人を可哀そうに思っていた私でしたが、実は休日に仕事をする働き方の方が理想だったわけです。
皆さんはどのような働き方が理想ですか?もし、今の仕事に疲れや不満があったり、そもそもサラリーマンが向いてないと感じてるのであれば、ちょっと立ち止まって自分の理想の働き方を考えてみませんか?
人生の時間はあっという間に過ぎてしまいます。嫌々働いている時間を理想の働き方を追求するために使っていたら、今頃、それが実現していたかもしれません!
では、どうすれば理想の働き方を手に入れることができるのでしょうか?
そこで、今回は理想の働き方を見つける方法を考えてみましょう!
目次
理想の働き方
誰でも働いて稼ぎが得ないと生活することはできません。でも、どんな仕事でも良いってもんじゃないですよね。
やはり自分の理想の働き方があるものです。特に仕事が大変な時や、ひどい失敗をしてしまった時などは特にそう感じるかもしれませんね。私の場合もそうでした^^;
そこから、自分の理想の働き方を追い求めた結果、次の5つの条件を満たすものが理想の働き方だという結論に達しました!
- 働く時間が自由に選べる
- 持続可能な仕事
- 最低限の収入になる
- 安定収入が得られる
- やりがいがある
どれも目新しいことじゃないですが、非常に大切な事ばかりです。それなのに、世の中の多くの人はこの5つの条件をあまり重要視してないようです。
いったいなぜこれが重要なのか順番に説明していきます。
働く時間が自由に選べる
今の社会では、サラリーマンだったら、月曜日~金曜日の9時~18時に働くことが当たり前です。それ以外の働き方になると、非正規雇用という扱いの仕事ばかりで、賃金も急に安くなってしまいます。そうなると、必然的に月曜日~金曜日の9時~18時に働く正社員という働き方を選ばざるを得なくなるわけです。
更には今のところ18時の定時で帰宅できる仕事は少なく、基本的に残業をする必要があります。そうなると、ますます働く時間の選択肢は狭くなります。
子育てや家族の介護などのニーズがある人や、健康上の理由で長時間働くことが無理な人にとっては、このような働き方はできません。そもそも1日の労働時間が8時間というのも人類にとっては長過ぎるのです。
⇒ 8時間労働は長い!8時間労働制の根拠と最適な労働時間を考えてみた!
私も健康上の理由で、週40時間の労働すら無理な体になってしまったことが原因で、会社を辞めました。
人生には様々なイベントがあります。また、ライフスタルも十人十色です。働く時間の自由度が高いことは、基本中の基本です!
持続可能な仕事
この場合の”持続可能”の意味は、”自分がずっと続けられる仕事職業自体がずっと存続できる“ことです。
業績が悪くて倒産しそうな場合はもちろん、反社会的な活動や、環境破壊をしなければ続かないような仕事もいずれ淘汰されるため、持続不可能です。
この”持続可能”という条件は、実に奥が深いので、よく考える必要があります。例えば業績重視で売り上げをあげることが至上命題の企業は、長い目で見れば必ず衰退していく時代になっているからです。
⇒ 資本主義経済の成長はもう限界!生き残るためにはナマケモノになれ!
最低限の収入になる
当たり前ですが、生活できるくらいの最低限の収入になる仕事でなければいけません。低収入の仕事では、最低限の人間らしい生活は不可能です。
しかし、ここで重要なのは、どれか一つの仕事だけで、生活に必要な全ての収入を得ようとしなくて良いことです。
自分に必要な生活費がいくらかを明確にしたうえで、その金額を稼げる仕事をいくつか組み合わせても良いのです。
理想の働き方を考える上では、自分がやる仕事は1つだけである必要は無いのです!
安定収入が得られる
やっぱり重要なのは収入の安定性です。安心して幸せな生活をするためには、ある程度は収入が安定していることが大切ですよね。
とは言え、ずっと収入が安定している仕事なんて、なかなか少ないものです。特に自営業の場合は、どうしても収入は不安定に決まっています。
でも、少し考え方を変ええば、収入を安定させることは可能です。それには、複数の収入源を作ることです。自分が働くこと以外にも、家賃収入や資産運用などで、副収入があるとグッと安定性が増します。
また、収入減を増やすばかりでなく、支出を減らすことも安定化につながります。働き方とは関係ないように感じますが、安定化のためにはこれも効果的なことです!
生活費を抑えられる場所に移住したり、食料や家などの生活に必要なものを自分で作るのだって、生活を安定させるための手段になります。
やりがいがある
何よりもその働き方がやりがいのあるものであることが重要です。生活するためだけの仕事は長続きしませんよね。何のために働いているのか、分からずに仕事をするのは、辛いものです。
でも”やりがい”って言われても何だかフワフワしていて、イメージが難しいですよね。そこで、”やりがい”を”目的“と置き換えると分かりやすくなります。
働く目的は、社会貢献や自分の成長のためかもしれません。また、家族を養うためや子供の教育費を稼ぐためかもしれません。
大切なのは、その目的を果たすことができる働き方を選ぶことです。
というわけで、理想の働き方の5つの条件を見てきました。とは言え、今は様々な職業があります。昔とは比べ物にならないくらい技術も発展しました。
そんな中でどうやって自分に合った働き方を見つければいいんでしょうか?
次はそこをもう少し掘り下げて見ていきましょう。
理想の働き方を見つけるには何回も福引きを回せ!
いったい理想の働き方ってなんなのでしょうか?
インターネットで理想の働き方を調べてみると、色んなサイトが見つかります。中には私のようにブログで収入を得ている人もいて「自分の働き方こそ理想的だ!」なんて主張している方もいます。でも、そんな単純なものだったらみんな苦労しませんよね。
私にとっては今の働き方は理想的ですが、他の人にとっては必ずしもそうではありません。十人いれば十種類あるのが理想の働き方です。
では、どうやったら理想の働き方を見つけることができるのでしょうか?そこには近道はありません。ただ、それを見つけるために色んなことに挑戦して、見つかるまで諦めないことしかありません。
でも実は、これは”何回でも挑戦できる福引き“のようなものです。”理想の働き方”という当たりが出るまで、回し続ければ良いだけなのです!
しかし、人間は基本的に変化を嫌う生き物です。今の働き方に不満があっても、今まで何とか生活できていれば基本的のそのままでいたがります。なぜなら、新しい働き方に変わることは、分からないことや失敗ばかりです。わざわざそのような苦痛に耐えて頑張るくらいなら、多少不満や悩みがあっても今のままでいたがるのです。
このように人間は、将来の不利益よりも、今の楽を選びたがります。理想の働き方を見つけるためには、今の楽な状態から一歩踏み出す勇気が必要なのです。
とは言え、人間のこの自然な傾向に打ち勝つことは簡単ではありません。
そこで、最後に私の場合を例にして、一歩踏み出す勇気を出すためのヒントをお伝えしたいと思います。
私の場合
私は生まれつき心臓の病気があります。そのため、元々、ハードワークできる体ではありませんでした。
定年退職までサラリーマンを続けられるとは思っていなかったため、いつか脱サラしてやろうと考え、昔から不動産投資や株式投資などをやっていました。
最初は50歳くらいを脱サラの目標にしていましたが、そのうちもっと早く辞めたくなり、何か別の働き方を考え始めました。
私が理想としていたのは、次のような条件を満たす働き方です。
- 好きな時間に仕事ができる
- 不労所得になる
- 場所を選ばずにどこでもできる
- やればやるほど収入が増える
これらを全部満たしていたのが、ブログサイトの運営だったので、最初は副業として始めることにしたわけです。
本当はそれだけで生活できるくらい、稼げるようになってから、辞めたかったのですが、先に体を壊してしまいました。その結果、仕事を続けられなくなったため、計画よりも早く脱サラすることになってしまいました。その時はかなり焦って必死に頑張りました。そこだけは見習わないで欲しいです^^;
ちなみにそのあたりの一部始終はこちらの記事に書いています。
⇒ 仕事を辞める勇気を持つには?仕事を辞めようと決心した日!
色々と大変ことや計画外の事もありましたが、今では理想の働き方を手に入れることができたと満足しています。
私の場合いったい何が良かったのでしょうか?自分ではこの2つが良かったのだと思います。
- 今の楽を維持しながら、無理せず努力をした
- 程よく追い込まれた
誰でもいきなり働き方を変えるのは難しいですし、リスクだってかなりあります。私の場合は今の仕事をそのままやりながら、副業を始めたので、今の楽な状態をそのまま維持しながら、新しく努力を追加したのです。これならもしダメだった時に後戻りできるため、非常に苦痛が少ないわけです。
また、心臓の持病があることも、適度に自分を追い込むことになり、行動力につながりました。今が楽だと行動を起こすことが難しいものですが、私の場合は今のままが決して楽な状態ではなかったのです。
私の場合は心臓の持病のせいで追い込まれていましたが、健康な人の場合は、今のままでいることの不利益と、理想の働き方を手に入れた時の利益をイメージしてみると良いでしょう。そして、自分にとってちょうど良い努力を始めてみてください!
まとめ
私の場合、今のところは本当に理想的な働き方ができていると感じています。
仕事のストレスは少なく、働く時間も自分で調整できます。収入の安定性だけはもう少し増やしたいなと思い、何か他の収入減も見つけたいと思っていますが、それ以外はとても満足しています。
皆さんにも理想の働き方があるはずです。でもそれを見つけるのは簡単ではありません。
「あなたの理想の働き方はこれですよ!」って言えたら一番ですが、それは人それぞれなので、自分で見つけるしかありません。
そのためには「理想の働き方という当たりが出るまで福引きを回し続ける」ことしかありません。しかし、人間は将来の不利益よりも、今の楽を選ぶ傾向が強いです。
その自然な傾向には次のようにして、対処しましょう!
- 今の状態を維持しながらできることをやる
- 自分を程よく追い込む
リスクの少ない方法や、程々の努力でできることを始める
今の働き方のままの自分と理想の働き方の自分をイメージする
今のままはそれなりに楽なものですが、行動を起こさなければそれなりのままです。一方で行動を起こせば苦労や苦痛ばかりです。
しかし、それも一時的なものです。やがて、自分が変わってくれば、苦痛が減ってどんどん楽しくなってきます!
是非、理想の働き方を手に入れるために、踏み出す勇気を持ってくださいね!