皆さんは、ブログの記事を書く時に一番苦労するのはどの部分でしょうか?実は私は書き出しの部分が一番苦労します(そして、今も苦労しています^^;)
皆さんの中にも、「書き出しの部分が一番大変」という方が、多いのではないでしょうか?
この書き出しの部分は、ブログの記事を書く時に最も重要な部分です。この部分の良し悪しで、記事の評価が全く変わってきます。
では、どのようにすれば、上手な書き出しにすることができるのでしょうか?
実はある3つの要素を入れるだけで、良い書き出しになるんですよ!
そこで、今回はブログの書き出しに重要な3つの要素と、具体的な例文を紹介します。
目次
冒頭部分の重要性を理解する
いきなりブログの書き出しのポイントをお伝えする前に、まず、書き出しの部分が重要な理由からしっかりと理解する必要があります。
ブログの冒頭部分は、単にスラスラ書ければ良いってもんじゃありません。
実は記事の中でも、最も重要な部分なので、質の良い文章を書くことが必要不可欠なのです。
その重要な理由が次の2つです。
- 書き手の印象を良くする
- 精読率を上げる
まずはこの理由を簡単に説明します。
書き手の印象を良くする
皆さんはメラビアンの法則というものをご存知でしょうか?
これはある人が感情や態度と矛盾するようなメッセージを発した時に、相手がどのように受け止めるかを表したものです。
人が相手のメッセージに対する自分の行動を決める際の影響度を実験したところ、話の口調や速度などの聴覚情報が38%、表情や外見などの資格情報が55%、そして、話の内容である言語情報が7%なのだそうです。
なんと、言葉はたったの7%です!
しかし、ブログはこの言葉を中心としています。実は残りの9割の情報が無い状態の難しいコミュニケーションをやっているのです。
だから、記事を書く時には、できるだけ言語以外の情報を伝えることが非常に重要です。こうして、書き手のキャラクター像を良いものにするのです。
ブログの読者は記事を読み始めたばかりの時は、書き手のキャラクターに関してのイメージはゼロです。そのため、読者はブログ全体の見た目や、冒頭の文章を読んだ時の印象から、無意識のうちに書き手のキャラクター像を作り上げるのです。
記事を読み始めたばかりの読者に、好印象を持ってもらうためには、書き出しの部分は非常に大切です。
精読率を上げる
精読率とは分かりやすく言えば、記事をどこまで読んでもらえたかです。
当然、しっかりと最後まで読んでもらえた方が記事の滞在時間が長くなり、SEO上も大きなプラスになります。
精読率を上げる方法は様々ですが、その中でも特に重要なのが、記事の冒頭部分です。
読者は自分の興味のある情報を知りたくて、記事を読んでいます。読者は自分が知りたい情報が書いてある記事なら最後まで読み、そうじゃなければあっという間に離脱して、他の記事を探しに行ってしまいます。
そのため、読者が書き出しの部分を読んだ時に「この記事には、自分が知りたい情報が書いてある」と思わせることが重要なのです。
以上の2つが書き出しの部分が大切な理由です。
そして、それらを満たすための重要な要素が次から紹介する3つです。
次はいよいよそれを説明していきます。
冒頭部分に必要な3つの要素!
書き出しの部分には、実は決まった要素を入れると、質が高く、書く時もスラスラ書くことができるようになります。
その要素には、必須の3つと応用編の2つがあります。
- 記事を書く理由
- 読者の共感を誘う
- 記事の概要
- 好奇心の刺激
- 不安や恐怖心を煽る
最初の1~3の3つが必須の要素、残りの4と5が応用編の要素です。
それぞれを順番に説明していきますね^^
記事を書く理由
1つ目は自分が記事を書こうと思った理由です。
記事を書こうと思った個人的な理由を書くことで、読者に対して書き手の人物像を伝えることができます。
これは『書き手の印象を良くする』ために、最も重要です。
そのため、単に理由を書くだけでなく、そう考えるきっかけになったエピソードなども簡単に書くことが重要です。
読者に親しみを感じて欲しければ、自分の日常のエピソードを書くと良いかもしれません。面白い人と思って欲しければ、ギャグやユーモラスなエピソードを書くと良いかもしれません。
自分のキャラクターを感じてもらえるように、意識して書いてみてください。
読者の共感を誘う
2つ目の要素は”読者の共感”です。
これは『精読率を上げる』ために、非常に重要です。
“共感を誘う”とは、読者にちょっとした同意をもらうことです。
例えば「○○のような経験をしたことって、誰にでもありますよね?」とか「皆さんも○○で悩んだことありませんか?」のような質問をするのです。自分の失敗談や悩んだ経験を書いてもOKです。
こうすることで、読者に「確かに自分もそうだな…」とか「自分にもあるなぁ」と思ってもらうのです。
読者は無意識のうちに、記事に対して肯定的なイメージを持ってくれるので、精読率アップに効果的です。
記事の概要
3つ目は記事の概要です。
記事にどんなことが書いてあるのかを分かりやすく簡潔に書いてあげるのです。これは1文か2文程度で十分です。
読者に「この記事には、自分が知りたい情報が書いてある」と思ってもらうためには、記事に何が書いてあるのかを知ってもらう必要があります。
当たり前に思えるかもしれませんが、意外に書き忘れたり、曖昧にしてる人も多いので、ちゃんと書くようにしてください。
好奇心の刺激
ここからは応用編です。応用編の1つ目は好奇心の刺激です。
簡単に言うと、記事の内容を少しだけネタバレさせ、その答えを知りたい、続きを読みたいと思わせるのです。
例えば「今までは○○が常識でした。でも、実はもっと画期的な方法があるんですよ!」とか「○○を解決するカギは△△だったんです!」のような興味を誘う文章を入れるのです。
こうすることで、読者の記事を読む意欲をアップさせることを狙います。
ただし、この方法は、その答えとなる情報が期待外れだと、反感を買ってしまい逆効果になります。
記事内容に自信がある時だけ使うようにしてください。
不安や恐怖心を煽る
応用編の2つ目は、不安や恐怖心を煽ることです。
簡単に言うと、”この記事に書いてあることを読まないと、損するかもしれませんよ“というメッセージを伝えるのです。
例えば「これを知らないと余計な出費が増えるかもしれませんよ!」とか「○○を続けていると、生活習慣病のリスクが上がってしまうのです。」のような文章を書くのです。
これも読者の記事を読む意欲を上げる効果があります。
ただし、煽るという行為は、常に反感を買うリスクが付きまといます。むやみに使わずに、本当に”これを知らないと読者のためにならない”と確信できる時だけにしましょう。
以上がブログの書き出しに必要な要素です。
次はこれらの要素を取り入れた、記事の書き出しの例文を紹介します。
書き出しの例文
実際に記事の冒頭部分を書く時には、まず記事を書く理由から書くのが、簡単でおすすめです。
そして、冒頭部分にはもう一つ大切なことがあります。それは、なるべく簡潔に書くことです。
インターネットユーザーは基本的にみんなせっかちです。自分が知りたい情報がなかなか出てこないと、しびれを切らせて他の記事を読んでいってしまう可能性があります。
そこで、冒頭部分は500文字以内を目安にして、なるべく簡潔に書くのがコツです。
以上を踏まえて、例文を書くとこんな感じになります。記事のテーマは「美味しいラーメン屋さんを見分ける方法」です。(あくまでも書き出しの例文というだけなので、書いてある内容はデタラメです。)
日本人はラーメンが本当に好きですよね。人気のラーメン屋さんは、行列ができています。それでも、食べたいという人が大勢いるほど、ラーメンは愛されているわけです。(記事を書く理由)
でも、長い時間行列したのに、実際に食べてみたら、全然大したことが無かったらガッカリですよね?実は私もしばしばそんなことがあります。皆さんもどうせ並ぶんだったら、美味しいラーメン屋さんにしたいですよね?(読者の共感を誘う)
でも、実は並ぶ前にその店の美味しさをひと目で見抜く、簡単な方法があるんですよ!(好奇心の刺激)
ていうか、今までこの方法を知らずに列に並んでいたとしたら、時間とお金をもの凄く無駄にしてたかもしれませんよ!(不安や恐怖心を煽る)
とういわけで、私が発見した「美味しいラーメン屋さんを見抜くコツ」を皆さんにも教えちゃいます。(記事の概要)
これで309文字です。
この例文では”好奇心の刺激”と”不安や恐怖心を煽る”の2つの要素も入れていますが、この2つの要素を抜いたとしても、文章として成り立つと思います。
結局、冒頭部分というのは、必須の3要素+応用編の要素の組み合わせに過ぎません。
これらの要素を実際の文章にすることを考えていけば、冒頭部分を楽に書くことができるはずです。
是非、参考にしてください!
まとめ
というわけで、今回はブログの書き出しのコツと例文をお伝えしました。
書き出しのコツは、基本となる3つの要素を意識することです。そして、必要に応じて応用編の2つの要素を入れると、良い冒頭文になります。
これらの5つの要素をもう一度簡単にまとめておきますね!
- 記事を書く理由
- 読者の共感を誘う
- 記事の概要
- 好奇心の刺激
- 不安や恐怖心を煽る
自分のキャラクターを前面に押し出しながら、記事を作る理由を書く
読者が記事に、肯定的な印象を持ってもらえるように、読者が共感できるエピソードや質問をする
読者に「自分が知りたい情報が書いてある記事だ」と思ってもらえるように、記事概要を簡潔に書く
読者が記事を最後まで読みたくなるように、好奇心を刺激するフレーズを書く
記事を読まないと何らかの損失が発生するんじゃないかと不安に感じるようなフレーズを書く
ブログの書き出しはこれらの要素を意識すれば、書くことはすぐに思いつくはずです。
是非、これを参考にして、上手にブログを書いてくださいね!