普段生活していると、様々な場面で「人生が変わった!」という言葉を使う人を見かけます。大抵の人は、生活やライフスタイルが良い方向に劇的に変わった時にそう言ってるようです。

そういう意味では、どんな人でも、自分の人生を変えるために、頑張ってると思います。

でも、皆さんは「人生が変わった!」という人に違和感を感じることってないですか?実は私はあります。

なぜなら、実際に人生が変わったと納得できる人もいれば、「その程度で人生が変わったなんて大袈裟だな」と感じてしまう人もいるからです。

そもそも人生を変えるって、どういうことなんでしょうか?

人生を変えることを目標にしたとしても、人生を変えることがどういうこと分からなければ、実現しようがないですよね?

では、人生が変わることの定義って一体何なのでしょうか?

そして、実際に人生を変えるにはどうすれば良いのでしょうか?

今回は私が考える、人生を変えるというのがどういうことなのか?そして、人生を変えるための3つの習慣をお伝えします。

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目次

私の人生が変わった出来事

人生が変わった瞬間というのは人それぞれで、それを定義するのは難しいかもしれません。

これから書くことはあくまでも、私の勝手な解釈なので、違うと感じる所はもちろん受け入れなくても構いません。

しかし、共感できるところがあれば、それを参考にしていただければ幸いです。

さて、例えば世の中で「人生が変わる」と言った時には、どんなシチュエーションがあるでしょうか?

先日、ある若手漫才師のコンテスト番組を見ていたのですが、その番組で優勝したコンビは、次の日から劇的に仕事が増えて、一気に売れることができると言われています。

そのため、お笑い芸人の人生を変える大会と位置付けられているそうです。

また、オリンピックに出場するスポーツアスリートは、金メダルを取ると、一気に人気が出て有名になります。

アスリートとしての価値も上がり、様々な活躍ができるようになるので、これも人生が変わるなんて言われます。

彼らは売れることや金メダルを取ることを目標にして努力を重ね、遂にそれを叶えたわけです。彼らの人生が変わったかと聞かれれば、私も変わったと思います。

しかし、変わったタイミングがコンテストの優勝や金メダルを取った時のような目標を叶えた瞬間だとすると、それは違うように思えるのです。

そこで、自分の人生を振り返って、人生が変わったと感じた出来事を考えてみました。

私の場合は、サラリーマンを辞めて独立した事でした。長年、サラリーマンを続けていて、ストレスが多くて大変で、自分には合わない働き方だと思い続けてきました。

いつかサラリーマンを辞めて自由になることを夢見て、努力を重ねてきたので、それが実現した時は、とても嬉しかったです。

でも、それはあくまでも自分の目標が叶った瞬間なだけで、やっぱりそれが人生が変わった瞬間だとは感じません。

じゃあ、いつ人生が変わったんだろうかと、記憶を辿っていくと、それがうつ病になってしまった友人と久しぶりに会った時でした。
うつ病の友人との食事!疎遠にしていた彼は別人になっていた…

それまではサラリーマンという収入の安定しているけど、ストレスの多い職業を、いかに無難に続けていくかを考えていました。

しかし、この友人の変わりようを目の当たりにした時に、明日は我が身と感じ、真剣にサラリーマンを辞めることを考え始めました。その後、その友人が教えてくれた「ダウンシフターズ」という本を読んで、働き方や自分のライフスタイルに対する考え方が、全く変わったのです。

これがきっかけになって、サラリーマンを辞めることを決意して、その日からサラリーマン以外の働き方を探し始めたのです。

この時、自分が本当に欲しい人生の姿がハッキリして、今までの考え方が完全に変わった清々しさを感じました。そして、新しい目標を叶えるための情熱が湧いて来たのを覚えています。

私が「人生が変わった瞬間はいつか?」と聞かれたら、実はこの瞬間だったと思います。

人生は長い道のようなものです。その人生が変わるというのは、今まで歩いてきて、これからも歩く予定だった道を変えるという事です。

コンテストで優勝することも金メダルを取ることも、人生の一つのゴールというだけです。(もちろん華々しくて、喜びと達成感に満ち溢れた素晴らしいものですが)

しかし、彼らにとって人生が変わった瞬間は、売れることを目指して、お笑い芸人になった時や、いつか金メダルを取ることを目標にして、アスリートになった時のはずです。

このように、人生が変わった瞬間を考えてみると、実は人生が変わる事の定義が分かってきます。

今度はその定義について見ていきましょう。

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人生が変わることの定義

人生が変わった瞬間を考えてみると、実はある共通点が見えてきます。

それが次の2つです。

  • 魂が求めていることに気付く
  • パラダイムシフトが起きる


これらが起きると、心がスッキリと自由になり、大きな情熱が湧いてくるはずです。

それぞれがどういうことか順番に見ていきましょう。

魂が求めていることに気付く

魂なんて大袈裟な言葉を使いましたが、要は自分の深い部分で求めていることに気付くことです。

人間は普段、自分が深層心理でどんなことを望んでいるのか、ほとんど考えることはありません。

しかし、ある瞬間、自分が心の奥底で何を求めているのか、人生を通してどんなことを実現したいのか、それに気付く時があります。

そのような時は、心の靄が晴れて、明るく清々しい気持ちになるものです。

また、魂が求めていることは、時間が経てば変化したり新しく生まれることもあります。

人生を変えるということは、すなわち魂が求めていることを実現するための道を見つけることなので、まずはこれに気付かないと始まりません。

パラダイムシフトが起きる

パラダイムとは物事の見方や捉え方のことです。そして、パラダイムシフトとは、言葉の通り、パラダイムの転換が起きることです。

本来は、科学の世界の言葉で、例えば昔は宇宙は地球を中心にして回っている”天動説”が常識でした。つまり、その当時は”天動説”がパラダイムだったわけです。

しかし、後に、実は地球の方が動いているという”地動説”が正しいことが分かりました。こうして天動説から地動説へと常識の大転換が起きました。これがパラダイムシフトです。

人間個人にも物事の見方や判断基準など、様々なパラダイムが存在します。

そして、自分がどのように生きるか、人生の道をどのように歩いていくかは、このパラダイムに従って決めているのです。

人生を変えるというのは、今まで歩いてきた道を変えることです。当然、今までと同じパラダイムのままでは、違う道を選んだりしません。

自分の魂が望んでいることが分かったとして、そこに行き着くための道が見つからないと、やがて葛藤が生まれます。

それを実現するには、自分の中にパラダイムシフトを起こして、新しい道を見つける必要があるのです。

人生を変えるには、これらの2つが必要です。そして、より重要なのがパラダイムシフトを起こすことです。

魂が求めていることに気付くと、人生を変えたいという情熱が湧いていきますが、それによってパラダイムシフトが起こせるとは限りません。

しかし、パラダイムシフトが起きると、今まで抑え込まれていた深い部分にある望みが、自然に湧き出してきます。

魂が求めていることは「どうせ自分には無理だ」とか「八方塞がりでどうしようもない」といった諦める気持ちで抑え込まれてしまいます。そのため「できるかもしれない」という希望が生まれると、表に飛び出してきやすいのです。

そこで、次はパラダイムシフトを起こす方法を見ていきます。

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パラダイムシフトを起こす習慣

パラダイムシフトを起こすには、どうすれば良いのでしょうか?

そのような方法があれば誰でも知りたいですよね?

しかし、パラダイムは、自分が今まで信じて頼ってきた、とても重要なのもです。そのため、変えるにはとても勇気が必要です、

それに、変なパラダイムシフトを起こしてしまったら、人生が変な方向に進んでしまうため、簡単に変わってしまう方が危険です。

パラダイムシフトは、一瞬で起きるようなものではありません。常に自分の人生を変え続けることを求めて、生活習慣から変える必要があるのです。

そして、その生活習慣がこの3つです。

  • 新しいことを学ぶ
  • 常に元気でいること
  • 自分の一歩先を歩いてる人に意見を聞く


がっちりと固まった自分のパラダイムを完全に変えるには、やはり努力が必要です。その努力の形がこの3つです。

それぞれがどのようなものか、順番に説明していきますね。

新しいことを学ぶ

1つ目の努力が新しいことを学ぶことです。

パラダイムとは物事の捉え方や判断基準なので、それを変えるためには新しいパラダイムの材料が必要です。

毎日ボーっと無為に過ごしていても、パラダイムシフトなど起きようがありません。

自分の人生に変化を起こすために、やっぱり、常に新しいことを学び続ける必要があります。

学ぶと言っても、色々ですが、例えばこのようなことです。

  • 本を読む
  • 面白い活動をしている人の話を聞く
  • 昔の友達に会う


他にも自分が興味がある事、刺激を受けることなら何でも構いません。

自分にプラスになるものもあれば、役に立たないものもあります。しかし、学んだことの一つ一つが新しいパラダイムの材料になるので、興味のあることを楽しみなが学んでいってください。

常に元気でいること

パラダイムシフトを起こすには、勇気とエネルギーが非常に必要です。

頭でそれが良いと分かっていても、古いパラダイムを捨てることの不安、つまり古い自分が引き戻そうとします。

新しいパラダイムの方が良い論理的な理由をいくら揃えても、不安がなくなることはありません。結局、最後は勇気をもって決断するしかないのです。

そして、その勇気を出すためには、元気で明るくハイテンションでいることがとっても重要です。

バカバカしく聞こえるかもしれませんが、実際自分を変えるチャンスが目の前に存在しても、そのチャンスを掴み取る勇気が無ければ、何の意味もありません。

だから、その勇気を出すために常に自分の元気を保つ必要があります。

例えばこのようなことです。

  • 夢に向かって突き進んでる人と一緒に過ごす
  • 疲れたら休んで、すぐにリフレッシュする
  • 頑張るばかりでなく、時には自分の趣味に没頭する


何でもないことのように思えますが、不安や焦りを感じると頑張るばかりで、自分が元気かどうかなんて気にしなくなりがちです。

いざという時のために、常に自分の心のメンテナンスを怠らないようにしましょう。

自分の一歩先を歩いてる人に意見を聞く

変化を求めて生活していると、目の前にチャンスが巡ってくることがあります。

しかし、パラダイムシフトを起こすには、勇気が必要なので、自分一人で決断するのはなかなか難しいものです。

そんな時に、身の回りの信頼できる人に相談して、自分の決断を承認してもらいたくなります。

しかし、注意して欲しいのは、相談する相手は自分の一歩先を歩いてる人にしてください。どんなに信頼していても、変化を求めて生活してない人の意見を聞くのは止めるべきです。

そういう人は、あなたのやっていることを理解できないので、反対意見を言うことが多いのです。

本当にその決断をして良いのか、不安な時に反対意見を聞くと、古い自分に引き戻されやすくなります。

例えば親兄弟など、昔からあなたのことをよく知っている人たちは、古いパラダイムの化身のような人たちです。一番良くないのはこのような人に相談してしまうことです。

パラダイムシフトを起こすために、最後に必要になるのは勇気です。そのため、自分が目指す道の一歩先を歩いている人の意見を聞いてください。

そういう人たちは、的確なアドバイスをくれるだけでなく、自分のことを励まして勇気を与えてくれます。

是非、このような人の意見を聞くようにしてください。

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まとめ

人生を変えるというのは、要は自分が本当に実現したい目標に向けて一歩踏み出すことです。

実はその目標が実現していなくても、人生は既に変わっているのです。

そして、人生を変えるためには、次の2つが大切です。

  • 魂が求めていることに気付く
  • 自分が人生で実現したい事を認識する

  • パラダイムシフトが起きる
  • 目標を実現するための、新しい考え方に変わる


そして、この2つのうち人生を変えるために大切なのが、パラダイムシフトを起こすことです。

自分の今までのパラダイムを変えることは、大きな勇気が必要です。

大切なことは、パラダイムシフトが起きるチャンスを逃さない生活習慣にすることです。

人生を変わることは、何か突然幸運が起きることとは違います。自分が変わることで、いつでも起こすことができるものです。

是非、皆さんの人生が変わるように願っています!

ちなみに記事中で紹介した「ダウンシフターズ」はこちらです。その続編の「次の時代を、先に生きる」と合わせておすすめです!